弁護士 濵門俊也
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高校野球100年!ベストゲームはどれだ!?

高校野球100年!ベストゲームはどれだ!?

2015/07/31

こんにちは。日本橋人形町の弁護士濵門俊也(はまかど・としや)です。

 

 本日(平成27年7月31日),第97回全国高等学校野球選手権大会の全国49代表が出揃ったとの報道がありました。大会出場に向け各地で行われていた地方大会は,本日の大阪決勝が最終試合となりました。結果は,大阪偕星が大体大浪商を破り,初めての甲子園出場を決めました。

 今大会は,『高校野球100年』となる記念の大会です。組合せ抽選会は8月3日,開幕は8月6日となっています。

 

 全国高等学校野球選手権大会(朝日新聞社・日本高等学校野球連盟主催)は,単なる「高校の部活」の枠を超え,入場者数は毎年80万人前後を動員する学生スポーツ及び国内アマチュアスポーツ最大の大会です。「深紅の大優勝旗」を獲る学校はどこでしょうか。今から注目しております。

 

 さて,夏の高校野球100年の歴史においては,様々な名勝負がありました。とくに,当職が子どもから20代だったころは,まさに「高校野球の黄金期」といえます。

 そこで,今回は,当職の独断と偏見から,「高校野球の黄金期」の名勝負を選びたいと思います(時系列にしたがってみます。さすがに2006年には30代となっています。)。

 

1983年・準決勝 PL学園7-0池田

【コメント】

 1年生KKコンビが3季連続優勝を狙った池田を粉砕した試合です。池田の「やまびこ打線」も「蔦監督」も大好きでしたし,エースは後に巨人ドラ1で入団する水野投手。1回戦からの試合も,地方大会であれば余裕でコールド勝ちしていたチームがまさか1年生・桑田投手(エースナンバーを付けていなかった投手がここまで活躍するとは驚きでした。しかも桑田さんは4月1日生ですから,究極の早生まれです。)と1年生で4番の清原選手らにコテンパンにされるシーンは痛烈に記憶しています。

 

1985年・決勝 PL学園4-3宇部商

【コメント】

 清原選手が2打席連続本塁打するなど,サヨナラ勝ちで2年ぶりにPL学園が優勝した試合です。今大会はまさに「清原のためにある大会」でした。KKコンビを擁したPL学園は5大会連続出場,うち優勝2回というまさに『リアル明訓高校』(明訓高校は,水島新司先生の野球漫画『ドカベン』に登場する架空の高校です。)でした。しかし,その年のドラフト会議は衝撃の結末を迎えます。

 

1992年・2回戦 明徳義塾3-2星稜

【コメント】

 2回戦で選んでいるのはこの試合だけです。星稜の4番・松井選手が5打席連続で敬遠された「松井秀喜を全国区にした試合」です。リアル『山田太郎』です。『ドカベン』の明訓高校は山田が敬遠されても勝てましたが,星稜は姿を消すこととなりました(野球ファンであれば知っていますが,星稜はその年の国体では優勝しています。)。しかし,その年のドラフトで,ミスターとの劇的な出会いが待っていました。

 

1996年・決勝 松山商6-3熊本工

【コメント】

 当職は熊本出身ですから,この試合を外すことができません。九分九厘「深紅の大優勝旗」に手がかかっていた熊本工からするりと離れていった試合でした。10回裏1死満塁から右飛でタッチアップした熊本工・三塁走者が本塁で憤死したシーンはあまりに劇的です。松山商の右翼手・矢野選手のダイレクト返球は「奇跡のバックホーム」と称されました(交代した直後に飛球が来る。その補球からのダイレクト送球。位置も少しでもずれていたらセーフでサヨナラ。しかしタッチアウト。うーん,たまらないですね。)。熊本勢は夏の大会の優勝がありません。応援しています。

 

1998年・準々決勝 横浜9-7PL学園

【コメント】

 この年は,「松坂大輔投手の大会」といっても過言がないと思います(決勝戦のノーヒットノーランも圧巻でした。ただ,決勝戦に行くまでの試合も容易なものはありませんでした。)。高校野球のレベルがここまで進化したのかと唸りました。アサヒグラフ特別取材班著『ドキュメント 横浜vs.PL学園』(朝日文庫・朝日新聞社)は,常に当職の本棚にあります。いつ読んでも感動しますね。もし,ベストゲームを選ぶとすれば,間違いなくこの試合でしょう。今期で監督を勇退された渡辺元智さんも長い間お疲れ様でした。野球界への貢献は絶大なものがあります。

 

2006年・決勝&再試合 早実1-1 4-3 駒大苫小牧

【コメント】

 なかなか大人になりますと,じっくり試合を見る機会は減りますが,この年はよく見た記憶があります。駒大苫小牧・田中投手と早実・斎藤投手の壮絶な投合いが凄かったですね。

 2004年夏に「白河の関」を飛び越えて,さらに津軽海峡も渡った「深紅の大優勝旗」が東京に戻ってきたという試合でした。

 「『白河の関』を飛び越えて」とは,東北勢の活躍を期してあえてこのように表現しました。「飛び越えられた」のですから,関自体は越えられていないのです(強弁でしょうか。)。

 また,抽選次第ですが,とくに注目したいのは,岩手勢に対していまだ勝利がない神奈川勢との試合です(神奈川勢が勝てないのは,源頼朝に滅ぼされた奥州藤原氏と源義経らの怨念という説もあります。)。『ドカベン』の明訓高校も岩手代表『弁慶高校』に敗れました。偶然とは思えません(笑)。

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