弁護士 濵門俊也
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11月の第3木曜日は,『ボジョレー・ヌーボー』解禁日ー頑張れ!エスプリの国

11月の第3木曜日は,『ボジョレー・ヌーボー』解禁日ー頑張れ!エスプリの国

2015/11/19

こんにちは。日本橋人形町の弁護士・濵門俊也(はまかど・としや)です。

 

 今日は平成27年11月19日,11月の第3木曜日ということで,ボジョレー・ヌーボーの解禁日です。この解禁日ですが,1951年,フランス共和国政府が公式に決めたものです。当初は11月15日と日付が固定されていたらしいのですが,日付固定ですと休日となってしまう年が出てきてしまいます。そうしますと業者が困ってしまいますので,1984年から現在のように改められたとのことです。

 わが国では,1997~98年に起こったワインブームのころから注目されるようになり,以来毎年,世界への出荷量の半分ほどがわが国に輸入されているようです。

 

 妻も当職も赤ワイン好きなため,一応恒例行事として飲むこととしているのですが,ワイン好きからしますと,実はあまり美味しいわけではありません。

 ボジョレー・ヌーボーとは,フランス南東部・ブルゴーニュ地方のボジョレー地区で作られるワイン(ボジョレー)の新酒(ヌーボー)です。シャンパンやスコッチと同じように,特定の地域で作られたお酒というものですから,一口にボジョレーといっても作り手さんの数だけ種類があることとなります。

 ボジョレー・ヌーボーは,その年に収穫されたぶどうの出来を確認するための試飲酒で,炭酸ガスを注入する急速発酵技術を用いて数週間で醸造されるそうです。だから,深味のない軽い感じの味になるとのことです。ワインメーカーやぶどう農家がその年の収穫を祝ったり,販売業者がその年の購入量を決める目安にしたりというのが,ボジョレー・ヌーボーの本来の飲まれ方なのです。あまり美味しくない理由はその辺にありそうです。

 ただ,前述のとおり,わが国の10~20倍のワインを飲んでいる国々が多数あるにも関わらず,ボジョレー・ヌーボーの輸入量においてはわが国が圧倒的に他国を上回っています。先日のハロウィン同様,ここでも日本人のイベント好きが高じているようです。

 

 今年は少し趣の違う角度からボジョレーヌーボーを味わいたいと思います。それは先日発生したフランス・パリで発生した同時多発テロの犠牲者に対するお悔やみです。エスプリの国・フランスが悲劇から立ち直ってくれることを極東の地から応援しています。

 頑張れ!フランス!

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