弁護士 濵門俊也
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阪神・淡路大震災から21年ー最も苦しんだ人が,最も幸福になる権利がある!

阪神・淡路大震災から21年ー最も苦しんだ人が,最も幸福になる権利がある!

2016/01/18

こんにちは。日本橋人形町の弁護士・濵門俊也(はまかど・としや)です。

 

 本日(平成28年1月18日)の東京は,大雪によって大変混乱しました。昨日1月17日は,絶対に忘れてはならない1995年(平成7年)に発生した阪神・淡路大震災から21年目に当たる日でした。

 

 2014年(平成26年)上半期に放送されたNHK連続テレビ小説『花子とアン』において,関東大震災の後,再会したヒロイン・花子の夫がその息子と抱き合うシーンがありました。演出では「花子や子どもと再会し,安堵の笑いを浮かべる」となっていたそうです。しかし,花子の夫役を演じた若手俳優・鈴木亮平さん(以下「鈴木さん」といいます。)は,「絶望の中で家族が生きていたことを知った時,人は笑えるのだろうか?僕は普段,演出家には意見を言わない。でも,その時だけは意見を出させてもらった。本番では,そのシーンで,ただただ子どもを抱きしめた」(神戸新聞2015年1月2日付けから引用)とその心情を述べておられます。

 阪神・淡路大震災が起きた1995年(平成7年),鈴木さんは小学6年生でした。こだわりをもって演じられたドラマの一場面は,当時の記憶を重ねた演技であったようです。

 鈴木さんは語っています。「あの時,子ども部屋の2段ベッドで兄貴と寝ていた。地震が起きてすぐに父親が部屋に飛び込んできた。『地震だ。外に出るぞ』。暗闇の中,部屋に立つ父親のシルエットが頭に焼き付いている。芝居では,子どもを守ろうとしたあの時の父の姿,気持ちをイメージした」(神戸新聞2015年1月2日付けから引用)

 「地震からしばらくして阪神電車が神戸まで復旧した日,父親に連れられて電車に乗った。車窓から見えた神戸のまちは悲惨だった。『この景色をしっかり覚えておけ』。父からはそう言われた。地震とはどういうものか,地震が起きればまちはどうなるのか。父と一緒に電車に乗りながら,痛み,苦しみを知った」(神戸新聞2015年1月2日付けから引用)

 

 人が窮地に立たされた時,鈴木さんのお父様のごとき厳たる人の存在は何ものにも替え難いものです。

 当職は,「最も苦しんだ人が,最も幸福になる権利があります。また,最も苦労した人が,最も偉大な勝利をつかめるのです。」と師に教えていただきました。その言葉を胸に今日も職務を遂行しています。 

 

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