「情け有馬の水天宮」-新社殿の参拝始まる!
2016/04/11
こんにちは。日本橋人形町の弁護士濵門俊也(はまかど・としや)です。
当職の所属する「東京新生法律事務所」は,東京都日本橋人形町に所在しております。事務所近くには,「水天宮(すいてんぐう)」があります。
水天宮は,東京都中央区日本橋蛎殻町にある神社であり,福岡県・久留米市にある久留米水天宮の分社です。江戸時代から安産・子授けの神として人々から厚い信仰を集めています(安産・子授けの神とのことですが,完全な民間信仰です。その由来には諸説あるようです。)。妊婦や子どもを授かりたい夫婦あるいは無事出産できた夫婦などが,安産や子授かりの願掛けやお礼参りなどで人並みが途絶えることがありません。東野圭吾さん原作の「新参者」の舞台にもなりました。
その水天宮ですが,江戸鎮座200年記念事業として社殿の建替えを行っていました。それに伴い,平成25年(2013年)3月1日から平成28年(2016年)4月7日までの間は,日本橋浜町の明治座そばに仮宮が設けられていました。
そして,先週平成28年4月8日から新社殿への参拝者の受入れを開始しました。昨日(平成28年4月10日)は,新社殿ができて最初の「戌の日」に当たり,日曜日でもありましたから,多くの参拝者が訪れていました。その人気ぶりは「情け有馬の水天宮」という地口にふさわしいものでした。
「戌の日」といいましたが,聞いたことがあるだけで妊娠するまで知らなかったという女性の方や,男性の方ではまったく知らないという方もおられるかと思います。
そもそも「戌の日」は,十二支の戌に当たる日のことです。
妊娠5か月目に腹帯(岩田帯)を巻いて安産祈願をするのが主流となっています。
「戌の日」に安産祈願をするのは昔から伝わる風習で,かつて妻の実家から代々受け継がれた腹帯を使用するというのが普通だったようです。最近では,お参りの日に腹帯(岩田帯)を購入する方もおられるようで,実家から受け継ぐ風習はなくなりつつあるようです。
本日午前中,離婚調停で家庭裁判所に出頭していましたが,親権をめぐっては争いが泥沼化する事案も多々あります。わが国には「子に過ぎたる宝なし」という諺がありますが,虐待のニュース報道等に接しますとやるせなくなります。
アメリカ大陸の先住民・インディアンの言葉には,「私たちは未来の世代から母なる大地を預かっている。」(Protecting Mother Earth For Future Generation)という箴言がありますが,未来の世代の子どもらにでき得るかぎり住みやすい社会のつくるのが「おとな」の重要な使命であると痛感しています。
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弁護士 濵門俊也
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